「木材・合板博物館」で、森林と地球環境を楽しく学ぼう♪

投稿日:2018年01月19日

遊ぶ・学ぶ

新木場駅から徒歩7分のところにある、「木材・合板博物館」。


こちらの施設は、森林や合板についての展示や、実際に木材に触れる体験型の学びを通して、人間はいつもたくさんの「木」に囲まれているということ、
そして、そんな「木」のおかげで、私たちの生活は豊かになっているということを思い出させてくれます。

新木場の景色が一望できる!新木場タワー

木材・合板博物館があるのは、「新木場エリアで最も高いビル」として名高い、「新木場タワー」の3、4階。
今回は特別に、新木場タワー14階の社員食堂から見える景色を、少しだけご紹介♪

新木場の街並みを一望することができますね。
残念ながらあいにくの天気だったのですが、それでもディズニーランドや葛西臨海公園の観覧車が見えました。


木材・合板博物館の入り口には驚きの仕掛けが・・・!?

本題の3階へ降りると、最初に目に入ってくるのは、大きな屋久杉。

▲屋久杉は伐採が禁止されているため、倒木を展示として利用しています。


右にいらっしゃるのが、日本の合板製造の第一人者である「浅野吉次郎」さん。
浅野吉次郎さんが、日本で初めて合板を世に出したと言われている11月3日は、「合板の日」に制定されています。


早速、木材・合板博物館の中へ。
入り口に一歩足を踏み入れたとき、すぐに目に飛び込んで来たのは・・・


なんと、木でできた「トンボ」。
スイッチを入れると、羽がパタパタと動きます。
羽を動かすための歯車まで木でできているのが、また驚きですね。


木材・合板博物館は、3階が展示フロア、4階が工作体験やショップのフロアとなっていて、
さらに、展示フロアは
『森の姿と樹種のいろいろ』『木材利用と地球環境』『木のこといろいろ』『合板を知ろう』『木のまちの今と昔』
という、5つのエリアに分かれています。


今回は、その中でも、森林や環境に着目した『木の姿と樹種のいろいろ』と『木材利用と地球環境』の2つのエリアをご紹介♪
なお、実際に木材に触れる様子や、加工工程を見てみたい!という方は、こちらの記事をご覧ください。

木の断面からわかることって?

まずは、入り口から一番近い『森の姿と樹種のいろいろ』のエリア。
こちらのエリアでは、100年以上続く「合板」の歴史の中で使われてきた、様々な木の展示がなされています。

一言で「木」と言っても、育つ国や四季の有無などによって性質が異なり、木の断面を見れば、どんな環境で育ったのかを知ることができるそうです。


また、木材は水分を吸うので、伐採から時間が経つにつれて水分が抜けて縮んでしまうのだとか。
床に貼る板なども例外ではなく、年月に沿って縮んだり、湿気によって水分を吸って膨らんだりするため、事前にその伸縮を考慮して貼ってあるのだそう。奥が深いですね。

私たちの生活は、森林によって支えられている。

次に『木材利用と地球環境』のエリア。
こちらは、杉の葉っぱが光合成している様子を、顕微鏡で拡大してモニターに映しています。

▲光合成の様子を、リアルタイムで観察することができます。


モニターにはどんな様子が映っているのか?
それは、実際に木材・合板博物館に行って確かめてきてくださいね♪


こちらは、木で作られた地球儀「ウッドアース」。

▲緑の布が、地球上の森林の広さ。

地球の全体の3分の1が陸で、その陸面積の3分の1ほどが森林なのだとか。


そのほかにも、様々な表やグラフ・図を使いながら、「木」が私たちにとっていかに重要な存在なのか、
現在の実態はどのようになっているのか、などが、分かりやすくまとめられています。

▲世界各国の土地に対する森林率をグラフにした図。
「日本は森林率がとっても高い国なんだね〜!」


木材のことや森林のことを、改めて学ぶことができて、より一層、自然を大切にしようという気持ちが湧いてきました♪
次の『木のこといろいろ』『合板を知ろう』のエリアの様子は、こちらの記事をご覧ください。

更新日:2021年5月29日

施設名 木材・合板博物館
住所 〒136-0082
東京都江東区新木場1-7-22 新木場タワ―3F・4F
電話番号 TEL 03-3521-6600 / FAX 03-3521-6602
営業時間 10:00~17:00(最終入館時間16:30)
定休日 月曜日、火曜日、祝日、夏季休暇、年末年始 
※都合により開館日・時間を変更する場合がございます。
ホームページ https://www.woodmuseum.jp/wp/
地図
駅からの行き方 新木場駅徒歩7分
アクセスはこちらの記事
駐車場 1階外駐車場空きスペースへ駐車
※ビル敷地内立体駐車場は契約車利用のみ
備考 【入館料】 無料
※幼児および小学生の入館には、保護者のつきそいが必要です。