「スタジオコースト」の謎に迫る!株式会社マザーエンタテイメント代表取締役社長「吉奥祐介」

投稿日:2018年07月02日

お仕事

2002年12月にオープンし、2018年で16年目を迎えた新木場スタジオコースト。
今ではスタジオコーストを目指して年間で50万人以上の人が新木場に訪れる、まさに新木場の「看板スポット」となりました。

しかし、コンサートホールというものの特性なのか、スタジオコーストはどこか「謎に包まれた」イメージがあるかもしれません。
今回は、そんなスタジオコーストを運営する株式会社マザーエンタテイメントの代表取締役社長である吉奥祐介さんに、新木場についての想いを中心にお話をお伺いしました。

「スタジオコーストって、実際どんな施設なの?」という方は、ぜひこちらの記事からご覧ください♪

どうしてスタジオコーストを新木場に作ろうと思ったのか?

オープン当初のキャッチフレーズ「遠いから、行かない」からもわかるように、渋谷や新宿のような都内の中心地ではなく、新木場という「音楽」や「若者」とは少しイメージの離れた土地にできた巨大なコンサートホールは、当時世間を驚かせました。
なぜ、新木場なのか。オープンからずっと言われ続けてきた疑問に、吉奥さんは答えます。

“日本でこれまで「クラブ・イベント会場」としてイメージされてきたのは、アクセスの良い場所にある地下の閉鎖的な空間でした。
「スタジオコースト」は、海外の郊外にあるような広くて開放的な会場を、住居がなく、水辺がある場所、そして同じエリアに類似するホールがない地域に作りたかったんです。”

音楽文化が盛んな海外のクラブ・イベントと比べて、「クラブ・イベントがこれから日本にもっと浸透するには何が必要なのか?」というのを考えたとき、新木場に行き着いたのだそう。

都心から離れているということはマイナスにはならないのか?と問うと、

“新木場の立地が悪いと思ったことは一度もありません。むしろ「非日常」を演出するには、普段働いていたり、よく遊びに行くようなエリアじゃない方が良いんです。
少し足を運ぶからこそ、「別世界」を体感できる。そういうことも踏まえて、新木場に出会ったとき、「ここだ」と思いました。”

▲「立地が悪いと思ったことは一度もない」と言い切るまっすぐな瞳が印象的。

クラブとは、「音を楽しむ」ためのイベント

実はスタジオコーストは、単なる「クラブ・イベント会場」ではありません。
普段は「コンサートホール」として、アーティストのライブ会場になるのはもちろんのこと、高校生の吹奏楽やダンスの発表会として用いられることもあるのだとか。

もちろんクラブ・イベント会場としての稼働もされており、「ageHa」というスタジオコースト主催のクラブ・イベントイベントは「Top Hundred Clubs」というヨーロッパメディアにおいても、アジアで最も支持されているクラブ・イベントの一つとして注目を集めています。

このように、コンサートホールとしてもクラブ・イベント会場としても価値を見出しているのは、スタジオコーストが「音」を重視しているからなのだそう。

”クラブ・イベントというと、行かない人にとってはどうしても「お酒を飲んで騒ぐ」というイメージがありますが、本当はそれだけではないんです。
クラブ・イベントは「音楽を体感的に楽しめるイベント」だと私たちは考えているので、サウンドシステムに力を入れ、音の周波数を緻密に計算して「音楽の魅力」を最大限にお客様にお届けできるよう努めています。”

「品質が高く、音が良いクラブ・イベント」というブランドを形成しているため、主催イベントageHaのお客様は、ただただ純粋に音楽を楽しみにやってくる「音客」と呼ばれる層が他のイベントよりも多いのが特徴。
また、そのサウンドクオリティはお客様だけではなく、世界中を巡る海外のアーティスト・パフォーマーの方々にも感動していただけているのだとか。

▲「音楽を一生の仕事にしていきたい」という吉奥さん。音楽のことなら何時間でも語れそう♪

もっと「新木場」という地域に貢献していきたい

吉奥さんは、スタジオコーストにくるお客様が、「駅から会場までの道のりでどう過ごしているか」ということもスタジオコーストに責任があると考えているそうです。
そのため、新木場で過ごす人たちにできるだけ迷惑をかけることがないよう、試行錯誤を繰り返しながら様々な対策を行っています。

例えば、深夜帯にクラブ・イベントイベントが開催される際には、駅からスタジオコーストまでの間にあるコンビニやセンタービル付近などを中心に警備員を配置したり、橋の近隣にゴミ箱を設置しているのだとか。

さらに、定期的に近隣の清掃活動をスタッフ総出で行なっており、少しでも綺麗な街づくりに貢献したいという気持ちが伝わってきます。

▲早朝に行っている清掃活動の様子。

ageHaというクラブ・イベントがアジアでトップに立てているのは、高いサウンドシステムはもちろんのこと、それ以上に新木場ならではのロケーションによる後押しが大きいと感じている吉奥さん。
その「恩」を、何かしらのカタチで返していきたい。そんな想いが伺えます。

“確かにスタジオコーストができて、新木場に足を運ぶ人の数は前より増えたかもしれません。でも、ただ「人が増えた」だけでは、元々新木場にいた人たちに「貢献している」とは言えないと思うんです。”

実は吉奥さんは、株式会社マザーエンタテイメントの代表取締役社長に就任してまだ2年。
それから2年間、ずっと「地域との関わり」を求めてきたのだといいます。

“新木場で過ごす人たちにとって、スタジオコーストは馴染みにくい存在なのかもしれません。でも、僕たちは本当に新木場に感謝しているから、新木場がこれから「新木場らしく」発展していく上で、僕たちにできることがもし少しでもあるなら、積極的に貢献していきたいと思っています。”

今後の目標は?

最後に、吉奥さんの目標をお伺いしました。

“スタジオコーストが、日本で、世界でオンリーワンのホールとして、世界中から新木場に足を運んでいただけるような魅力的な場所となり、さらに多くの人に感動を与え続けていきたいです。

そしてそれと同時に、私たちを支えてくださっている新木場という地域に愛され、新木場という地域に貢献できるような存在になりたいと、心から思っています。”

▲看板の文字は、この日のために設置して下さいました♪

吉奥さんの熱い想いは、新木場とスタジオコーストの繋がりをより強固なものにする大きなきっかけになりそうです。

施設名 新木場Studio Coast
住所 〒136-0082
東京都江東区新木場2-2-10
電話番号 03-5534-2525
ホームページ http://www.studio-coast.com
地図
駅からの行き方 新木場駅徒歩5分
詳細は<a href="http://shinkiba.co.jp/2018/01/25/studio-coastまでのアクセス/">こちら</a>
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