この”実”なんの”実”!?「夢の島熱帯植物館」

投稿日:2018年01月13日

遊ぶ・学ぶ

「熱帯植物とわたしたちの生活との関わり」を教えてくれる、夢の島熱帯植物館。
建物内はA、B、Cの3つのドームに分かれていて、今回は、そのうちのBドームとCドームの様子をご紹介します♪

Aドームの様子は、こちらの記事をご覧ください。

なかなかお目にかかれないフルーツの木!

Bドームでは、私たちにとって身近な「果実」が、木に生っている姿を見ることができます。

トップ写真の赤い実のついた木は、「コーヒーノキ」。そう、コーヒーの木です。
コーヒーの果実は赤く、サクランボのような見た目をしているんですね!

私たちが普段飲んでいるコーヒーは、果実そのものではなく、その中にある「豆」を焙煎したもの。
そのため、果実自体を食べる機会はほとんどありませんが、ほんのりコーヒーの味がするそうですよ♪


コーヒーノキの近くには、休憩スペースもありました。

▲内側には、木でできたベンチがあります。

植物のエネルギーを感じながら、ホッとひと休み。日々を疲れが癒えていきます。


そのほか、チョコレートで有名な「カカオ」や、「パイナップル」、「バナナ」など、
南国のイメージの強い、様々なフルーツを見ることができました。

▲パイナップルの実がこんな風になるなんて、知っていましたか?

小笠原諸島の植物を守る!夢の島熱帯植物館の隠れた役割とは?

続いて、Cドームは、主に「小笠原の植物」が集まるドームとなっています。

一見「さやいんげん」の様にも見えるこちらの植物ですが、実は・・・

「バニラ」なんです。
生のバニラを見られるのはとっても貴重なことですが、間違っても採っていかないように注意してくださいね。


小笠原諸島は、東京都心から約1000km、距離で言えば沖縄と同じくらい離れた土地ではありますが、れっきとした東京都の島です。
海洋島ということもあり、島の中で独自の進化を遂げた、多くの固有種が存在し、その中の一部は絶滅危惧種にも指定されています。
その貴重な植物たちを守るために、夢の島熱帯植物館では、小笠原の植物を栽培し、万が一小笠原の植物が絶滅してしまった場合に、その植物を小笠原に還すという、重要な役割を担っているのだそうです。


メインのドームをゆっくり回って、所要時間はおよそ1時間ほどでした。
土日祝日は、ボランティアさんによるガイドツアーも無料で実施されていたり、スマートフォンのアプリでも、館内の植物についての解説を聞くこともできるので、より植物の知識を深めたい!という方は、ぜひ利用してみてくださいね♪

子供達が楽しめる人気コーナーも♪

夢の島熱帯植物館には、メインエリア以外にも、季節ごとの展示やイベントなど、まだまだたくさんの見所があります。

例えば、こちらの食虫植物のコーナー。読んで字の如く、「虫を食べる」植物です。

こちらは「ムシトリスミレ」。

▲見た目はとっても可愛らしいのに、実はとってもアグレッシブ。
葉に虫が付くと、そのまま消化液を分泌して、虫を消化してしまうそうです。



植物を使って、無料で工作ができるコーナーもありました。

▲松ぼっくりやどんぐりなどを自由に使って、リースや小物などを作成できます。

小さなお子様から大人まで、どんな方でも、楽しみながら植物のことを学べる「夢の島熱帯植物館」を満喫した後は、
館内にある「カフェ」でひと休みするのもオススメです♪
カフェの様子は、ぜひこちらの記事をご覧ください。

※紹介した植物や展示は、2018年1月時点の状態です。

更新日:2021年5月29日

施設名 夢の島熱帯植物館
住所 〒136-0081
東京都江東区夢の島2-1-2
電話番号 03-3522-0281
営業時間 【植物館】9:30~17:00(入館は16:00まで)
【カフェ】11:00~16:00(ラストオーダー)
【売店】9:30~17:00
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日) 
12月29日~1月3日
ホームページ http://www.yumenoshima.jp
地図
駅からの行き方 新木場駅徒歩15分
アクセスはこちら
駐車場 夢の島公園第一駐車場(南)
68台
2時間まで300円
以後60分毎に100円
備考 【入館料】 一般/250円 65歳以上/120円 中学生/100円