平成21年に竣工して9年、新木場のランドマークとして名高い「木材会館」。
檜を中心とした様々な国産木材を、内装や外装だけでなく一部の構造にも用いている、まさに「木のビル」と言われるこちらの建物は、
7階建のうち3〜5階はオフィス、1、6、7階は一般利用もできる会議室などがあります。
一般用の貸出スペースについての詳細は、 こちらの記事をご覧ください。
こちらの木材会館では、貸出スペースの利用だけでなく、「建物内を見学したい!」という一般の方の来場も予約制にて受け付けています。
今回は、見学の際に見ることができる施設や、普段はお目にかかれない貴重な設備などを、少しだけお見せします♪
木の温かみ・木の可能性を最大限に生かした空間デザイン。
まずは、1階のエントランスホール。
▲檜のオブジェは、触ることはもちろん、腰を下ろしても大丈夫。
檜のオブジェに座ってくつろいでいるだけで何時間でも経ってしまいそうなくらい、優しい空間が広がっています。
木材会館の2階は、主に東京木材問屋協同組合・東京都木材団体連合会の事務室や会議室となっています。
▲壁にくるみの木を用いた会議室。
会議室の先にテラスがあり、柔らかい日差しが差し込みます。
2階の会議室は一般の貸し出しは行なっていませんのでご注意ください。
有名ドラマにも使われたとっておきの会議室!
こちらは組合役員専用の役員会議室。
▲壁は山さくら、机はカバザクラ(マカバ)と呼ばれる木材を利用しています。
気品があり、それでいて温かみの感じられる空間。
窓から桜の木が見えるということから、壁も机もさくらを使用して統一感を演出しています。
使われている木によって、お部屋の香りも全く異なるのが驚きですね♪
6階には、「世界のクラフト展」と称する展示コーナーも。
世界各国、様々な木でできた器やおもちゃなどがディスプレイされています。
その国の文化や採れる木の種類によって、加工方法も様々です。
流れる水も「木の香り」!?
最後に、地下1階にあるヒノキ製の受水槽を見せていただきました。
こちらの受水槽には、木材会館全館で利用するお水を貯めています。
檜を用いることで、お水からもほんのり木の香りがするのだとか!
こだわりが細部にまで行き届いており、木材を愛する心が伝わってきますね。
なお、こちらの受水槽は普段の見学コースには入っていないため、今回特別に見せていただきました♪
木そのものの美しさとゆとりのあるデザインによって、木材会館は訪れる全ての人々の心を魅了しています。
そのため、創立から9年が経つ現在でも見学者は後を絶たないのだとか。
見学希望の場合は、事務局の方が館内を一緒に回ってご案内しています。
テナントさんが入っているため、自由に見学はできませんのでご注意ください。
なお、ホールや会議室が埋まっている日程の場合、見学できる箇所が限られてしまうため、見学希望の方はお早めのご連絡がおすすめですよ♪
なお、会議室やホールの利用を検討したい!という方は、こちらの記事をご覧ください。
更新日:2021年6月21日