「倉庫か、コンサートホールか、バーベキューか」
そんなイメージがあった新木場に、新しい風を吹き込むようにやってきた「CASICA」。
元々、銘木業を営んでいた「福清」さんの倉庫をリノベーションして作られた広い施設の中では、ショップ、工房、ギャラリー、スタジオ、カフェなど様々な事業が展開されていますが、
「結局のところ”何屋さん”なの!?」と気になっている人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなCASICAにお邪魔し、そのコンセプトや事業に対する想いを伺いながら、CASICAの魅力を存分に満喫させていただきました♪
CASICA=可視化。
CASICAの由来は「可視化」からきているそうで、
”「生きた時代と空間を可視化する」というコンセプトに、多様な時代・地域・人によって生み出され、これまで同じ空間で扱われてこなかったモノゴトが集まる未知の感覚を、新鮮なスタイリング空間として可視化する”
という意味合いが込められています。
つまり、CASICAは”何屋さん”でもなく、いろんな事業が集約されたその「空間」そのものなんですね。
常識にとらわれない、CASICAならではの商品レイアウト。
実際にCASICAの中に入ってみると、そこはまるで美術館を思わせるアートな空間が広がっていますが、並べられているグリーンや家具、雑貨は、実は全て商品。
▲植物はもちろんのこと、時計も、机の下にある木彫りの熊も商品。
しかも、作られた年代も、国も、作家さんも、使われている素材も、全てバラバラな品々が、最初から一つの「作品」だったかのように、違和感なくそこに混在しています。
それは、「モノとモノとの関係性は、常に生きて変化する」と考えているCASICAだからこそできること。
同じ国のものだから、同じ素材だからと言った、今まで考えられてきた「モノの関係性」を考え直し、今ここから、新しい関係性を築いていく。
そんな想いからなる唯一無二の空間作りが、CASICAの最大の魅力です。
自分だけの「とっておき」が見つかる宝箱。
置かれている商品は、CASICAのディレクションを担当している株式会社CIRCUSの鈴木善雄さんと引田 舞さんが、国内外問わず様々なところに買い付けに行ったりして仕入れています。
新しく作られたものも、アンティークのものも、作家さんの有名・無名も関係ありません。
だからこそ、一つ一つの家具や雑貨にそれぞれの物語があって、それぞれの個性があります。
▲気になったものについては、スタッフさんが商品の情報を教えてくれますよ♪
みんながみんな「これが欲しい!」とは思わないかもしれないけど、私だけの「特別なアイテム」がきっと見つかる。
それはまるで「宝探し」のようですね。
大量生産で安価な家具や雑貨が簡単に手にはいる現代ですが、誰かが想いを込めて作ったものや、誰かが大切に使っていたものを、自分も大切にしたい。
CASICAにいると、不思議とそんな気持ちが湧いてきます。
心置き無く、時間を忘れて夢中になれる。
お店のレイアウトは、商品が売れたり新しい商品を仕入れたタイミングなどで定期的に変えているそうで、いつ来ても新しいCASICAを楽しめるのも魅力の一つ♪
▲写真のレイアウトは2019年3月時点のものです。
商品を一つ一つじっくり見ていたら、いつの間に随分時間が経っていて、なんだかお腹も空いてきた・・・!
そんな時には、併設のカフェで一休みしてはいかがでしょう?
カフェについての詳細はこちらの記事をご覧ください♪
2階には撮影スタジオも併設。
CASICAの2階スペースは、運営会社である株式会社タノシナルのオフィスと、撮影スタジオが併設されています。
こちらのスタジオは一般の方でも、撮影はもちろんのこと、会議やケータリングパーティの会場として利用することができますよ♪
詳細はCASICAまで直接お問い合わせください。
スタジオとショップ。ギャラリーとカフェ。新しいものと古いもの。国内のものと海外のもの。そして新木場とCASICA。
今までは別々の空間で存在していたそれぞれのものが重なり合って、新しい”何か”が生まれる。
そんな素敵な空間を、ぜひCASICAで体験してみてはいかがでしょうか?
※掲載写真は2019年3月時点のものです。
※商品やレイアウトは随時異なりますのでご注意ください。
更新日:2021年6月13日