江東区民のみなさん!ハザードマップの確認はできていますか?

投稿日:2020年02月14日

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自然災害があった時、その地域の被害範囲を予想して地図化している「ハザードマップ」。
各市区町村ごとに被害範囲や程度、避難経路などが一目でわかるハザードマップですが、皆さんはきちんと確認できていますか?

2019年に大型の台風19号が都内を通過した際には、江東区に隣接した荒川が氾濫危険水位まで到達し、激流に不安を抱いた方も多いのではないでしょうか。

今後、大雨や台風で万が一荒川が氾濫した場合には、江東区も含めた周辺地域で250万人が避難の必要があると想定されています。

今回は、自分の住んでいる場所が避難区域にあたるのか?その場合、どこに避難すれば良いのか?
また、もし避難に遅れてしまった場合の対処法などがひと目でわかる、新木場・夢の島・若洲エリアを含む江東区全体の、「大雨浸水ハザードマップ」と「洪水ハザードマップ」をご紹介します!

「大雨浸水」と「洪水」の違いとは?

江東区の公式HPには「大雨浸水ハザードマップ」と「洪水ハザードマップ」の2種類が掲載されています。
どちらも水害対策のために作られたものですが、シチュエーションによってどちらのハザードマップを利用するかが異なるので注意が必要です。

まず、「大雨浸水ハザードマップ」は、大雨などにより江東区内の下水施設の処理が追いつかず、”内水氾濫”によって建物や道路などが浸水してしまった時に用いる地図です。

一方、「洪水ハザードマップ」は、荒川の堤防が決壊した場合に浸水が予想されるエリアや、その際の避難場所が記された地図となります。

江東区大雨浸水ハザードマップ

大雨浸水ハザードマップは、江東区内に既存下水施設の処理能力を大きく超える大雨が降った場合に、「浸水が予測される区域」と「想定される浸水の深さ」を示した地図です。

地図上の色が付いている箇所が浸水の可能性がある地域で、黄色→緑→水色→青の順に浸水が深くなることを表しています。

地図を見ていただければわかる通り、江東区では大雨によって非常に多くの地域で浸水が予想されているため、大雨が降った際には、避難指示が出る前でも地下空間にいる場合はすぐに地上に上がるようにしましょう。

また、区から避難等の呼びかけが出たら、速やかに自宅や近くの堅牢な建物(公共施設等)の3階以上に避難する必要があります。
大雨浸水ハザードマップには、浸水の際の避難場所となる公共施設も記載されていますので、自宅から近い公共施設を事前にチェックしておきましょう。

なお、地図に示した浸水予想区域以外でも、状況によっては浸水することもありますので、大雨が降った場合には、ハザードマップと合わせてニュースなどの情報をしっかりチェックし、早め早めの行動をとることが大切です。

江東区大雨浸水ハザードマップの詳細はこちらをご覧ください。

江東区洪水ハザードマップ

江東区洪水ハザードマップは、大雨によって荒川が氾濫した場合に予想される「浸水区域」、「浸水深さ」、「避難する方向」、「避難地区」等を示したものです。

地図を見てわかるように、新木場・夢の島・若洲エリアを含む江東区南部は洪水の恐れが低いと考えられ、避難地区として設定されています。
そのほか、辰巳、東雲、有明、青海などが避難地区となっていますので、自分の住んでいる場所や職場から、避難地区への経路を事前にチェックしておくことをオススメします。

なお、避難の際、渋滞などの可能性がありますので、車は利用しないように注意してください。

また、江東区は全体的に地盤が低く、一度浸水してしまった場合、水が引くまでに時間がかかることも予想されています。
浸水区域にお住まいの方は、しばらくの間自宅に戻れない事態も十分に考えられますので、それを踏まえて非常時の持ち出し品を準備する必要がありそうです。

江東区洪水ハザードマップの詳細はこちらをご覧ください。

日頃から万が一の時に備えることが大切!

いつ起こるかわからない自然災害に備えて、普段の日常でしっかりシュミレーションしておくことが、もしもの時に無事に過ごせるかどうかの鍵を握っています。

お住いの地区のハザードマップで、自宅や職場で浸水が起こった場合に避難できる建物はどこなのかを確認し、実際に歩いてみて避難経路を確認しておきましょう。
また、家族で避難時の行動について話し合ったり、持ち出し品の整理をしておくことをオススメします!