新木場駅から若洲方面を向かう途中、東千石橋付近にたくさんのクレーン車が立ち並ぶのは「株式会社大矢運送」。
鮮やかな青い車がトレードマークの、各種移動式クレーンのリースや、重量物運搬工事を行う建設業者です。
株式会社大矢運送が江東区辰巳から新木場にやって来たのは、今から6年ほど前の2015年。
当時、突然現れたたくさんのクレーン車は、近隣の企業からも注目を集めていたのだとか♪
今回は、今年創業60年を迎える株式会社大矢運送の魅力をご紹介します!
強く優しい力持ち、”HUMAN OHYA”という考え方
株式会社大矢運送の本社ビルにお邪魔させていただくと、「クレーン」や「トレーラー」とはあまり結びつかないような、洗練された開放的な空間が広がっていました。
デジタルサイネージ配車システムや、スマートフォンを駆使した安全管理システムなど、近代的なシステムを柔軟に取り入れいるとのことで、一見するとまるでIT企業のようなオフィスです。
また、労働環境・職場環境には特に重点を置いていて、実際に働いている従業員の方々の声を聞きながら、環境改善には常に気を配っているのだそうです。
▲ラウンジスペース。
まるでおしゃれなカフェのような居心地の良い空間も、従業員の皆様ために作られています。
株式会社大矢運送では、従業員を満足させることで、その従業員が現場でお客様を満足させることができると考えており、
現場から帰ってくるオペレーターの休憩場所も、仮眠が取れるエリアやシャワー室を完備するなど、様々な配慮が施されていました。
実際にオフィスで働いている従業員の皆様からも、明るく和気藹々とした空気感が醸し出され、職場や労働環境の良さが伺えます。
株式会社大矢運送は、クレーンや重量物を扱っているという意味では、”強堅”な印象があるかもしれませんが、
その中に一歩踏み入ると、とても細やかな心配りで人を大切にする、まるで”縁の下の力持ち”のような会社であることが伝わってきました。
▲本社ビル外観。
外壁のタイルを社長自らが大阪まで実物を見に行くなど、細部までこだわったのは、「従業員の皆様が、自分の会社に対して誇りを持てるように」という想いが込められています。
また、東日本大震災後に建てられた建物ということもあり、従業員の安全を守るためにも、強度の高いRC造を選んでいるのだそうです。
新木場本社では約20種類、100台のクレーンを保有!
オフィスに隣接した機械センターには、「大矢運送カラー」であるブルーのクレーン車がずらりと並んでいました。
株式会社大矢運送では、本社のある新木場と、千葉県の東金市の2箇所に機械センターがあり、新木場では約20種類、100台のクレーンと、30台のトラック・トレーラーを保有しています。
▲大型油圧クレーン KA-1300R
大きさや重量が違うのはもちろんのこと、中にはドイツ製で左ハンドルのクレーンなど、様々な種類のクレーンがありました。
▲大型油圧クレーン ATF360G-6
現場によって必要なクレーンの重量などは異なるので、たくさんの種類を保有していることで、多くの現場に柔軟に対応することができるのです。
▲ラフテレーンクレーン MR-200Ri
他のクレーンに比べるとコンパクトなサイズに見えますが、重さ20tまで吊り上げが可能。
写真を見てもわかるように、新木場本社の機械センターでは、タイヤで走行するホイールクレーンをメインに保有していて、
千葉県東金市の千葉機械センターでは、主にクローラークレーンを約40台保有しているとのこと。
▲千葉機械センターのクローラークレーン。
公道を走ることが出来、小回りの効くホイールクレーンは都心での需要が高く、足回りの幅が広く、様々な現場で活用できるクローラークレーンは、北は北海道、南は沖縄まで、全国各地でその活躍を見せているのだとか。
日本のあらゆる道路や橋、建造物が、株式会社大矢運送の支えを受けて創り上げられているんですね!
また、クレーンの保有には広大な敷地が必要となるため、都心での管理はコストもかかりますが、
車幅も広く、重量のあるホイールクレーンを現場まで運転するオペレーターのことを考えると、新木場は東京都内や近郊の現場へのアクセスが良く、ホイールクレーンを保有するのにとても理想的な立地なのだそうです。
ここでも、従業員のことを一番に考える”HUMAN OHYA”ならではの思いやりを感じられます♪
FC東京のクラブスポンサーを通して社会貢献を目指す
株式会社大矢運送では、社会貢献にも力を入れており、その一環として、本社ビルを新木場に移転した2015年シーズンから、サッカーJリーグのFC東京とクラブスポンサー契約を締結。
従業員やお客様だけではなく、地域の方々とのコミュニケーションも大事にするのが”HUMAN OHYA”の考え方。
サッカーを通じての地元・東京の方々との繋がりを深めるのはもちろんのこと、
地域の小学生を試合観戦に招待するなど、スポンサー活動を通しての社会貢献にも積極的に取り組んでいます。
代表取締役社長が語る、株式会社大矢運送の目指す”成長”とは?
”大矢運送において、「成長する」ということは、ただ単にクレーンなどの保有台数を増やすことや、所帯を大きくすることではないと考えています”
と語るのは、株式会社大矢運送の代表取締役社長・大矢一彦さん。
▲ネクタイのラインは「FC東京カラー」で、自身も多いときは1シーズンで30試合以上見に行くという、真のFC東京サポーターです♪
大矢さんは、クレーンやトレーラーを多数保有し、東京都心に広大な土地を持つという、規模の大きい仕事をこなしながらも、人を思いやる繊細な感性を持ちあわせていらっしゃいます。
株式会社大矢運送では、利用してくださるお客様、協力企業の方々や、従業員やその家族に至るまで、”会社に携わる全ての方々を幸せにできるような企業”を目指し、“大胆な発想、堅実な実行力、繊細な気配り”の3つを基本に、
サービスの品質向上や機材の導入などはもちろんのこと、労働環境の改善や地域貢献など、様々な取り組みを行っています。
そういった全ての取り組みが重なることによって、企業としての本質的な成長を目指していく株式会社大矢運送が、新木場から世界へと繁栄発展していく未来も、そう遠くはなさそうです。
▲毎年、11月1日〜2月14日まで、本社のエントランス前ではイルミネーションも設置されています。
株式会社大矢運送は、イルミネーションのように新木場の街を明るく照らしてくれる、とても素敵な会社でした♪