新木場3丁目の一角、倉庫の壁一面に立てかけられているのは、「スプルース」「米ヒバ」の2種類の天然木の板。
こちらは、新木場で約50年もの間材木業を営んでいる「山根木材株式会社」です。
山根木材は、天然の丸太から板や角材の様な「無垢材」を、お客様から注文を受け、希望の寸法に製材加工して販売する材木業者。
山根木材で製材された無垢材は、窓枠やドア枠に使用されたり、お寺や神社の構造や神社の絵馬など、幅広く活用されています。
今回は、そんな山根木材の「3つの強み」をご紹介します♪
山根木材の強み① 都内No1のスプルース・米ヒバの在庫を所持
山根木材は、取り扱う材木をスプルース・米ヒバの2種類に特化しているのが大きな特徴。
種類を絞ることによって、スプルース・米ヒバであれば、幅広い厚みや長さ・太さなど、お客様のご多様な要望に対応することができるのです。
近年では、「ウッドショック」と呼ばれる輸入木材価格の高騰が原因で、輸入材の調達が困難な材木業者も増えている中で、
兼ねてよりスプルースと米ヒバに絞って仕入れを行なっていた山根木材は、独自の輸入ルートによって、現在も十分な在庫を揃えることができています。
また、
”丸太の状態で仕入れた天然木を板や角材に製材する際に、無駄なく、少しでも多くの無垢材を捻出するための木取り(丸太を切ること)が重要!”
とお話ししてくださったのは、創業当初から会社を支えている、二代目社長・山根作之助さん。
▲この道50年の、材木のプロフェッショナルです。
50年という月日の中で培われた信頼や技術のおかげで、多くの無垢材を取り揃えることができていることが伺えました♪
なお、取り扱っているスプルース・米ヒバは、それぞれ下記のような特性があります。
【スプルース】
・白色。
・削るとツヤが出て、室内の化粧材(目に見える部分)に使われることが多い。
・木の質や特性が「ヒノキ」に似ていて、ブランドヒノキより安価なため、
ヒノキの代用品としても用いられる。
・匂いが少ないため、まな板にもオススメ。
【米ヒバ(カナダヒノキ)】
・白色がかった黄色。
・水や虫に強く、腐りにくいため、室外に利用されたり、
お寺や神社の構造に使われることも多い。
・香りが良いのが特徴。
山根木材の強み② 社内に加工場があり、そのまま使える状態の無垢材をお渡しできる
山根木材は、注文を受けた寸法に無垢材をカットするだけでなく、表面を削ってツヤを出す「プレーナー加工」や、板の角を削る「面取り加工」、敷居の溝を作る「溝掘り」などの加工も対応することができます。
▲プレーナー加工を行う機械。
加工の際に出た木屑は、牛舎の床に敷くクッション材としても活用されています。
▲プレーナー加工後の無垢材。
また、万が一山根木材で加工できないケースでも、「木の街・新木場」のネットワークを使って、お客様のご要望に応えることができるとのことです◎
山根木材の強み③ 個人のお客様も対応が可能
材木業者の多くは、工務店や大工さんなど、業者様とのお付き合いが中心となっていますが、山根木材は個人のお客様でも、ご希望に応じて製材・加工などを行うことができます。
電話対応(平日8:00〜17:00)はもちろんのこと、公式ホームページからはLINEやメールでの対応も可能となっています。
また、ご連絡いただいた上で事務所までお越しいただき、実際の無垢材を見ていただくこともできます◎
▲山根木材の応接室。
▲アサヒビールのビルの設計でも有名なデザイナー、フィリップ・スタルク氏によって設計された事務所。
”無垢材ならではの「温かみ」を、ぜひ多くの方に味わっていただきたい!”
そうおっしゃっていたのは、山根木材株式会社 営業部長の山根忠泰さん。
▲山根忠泰さん。
お客様からのお問い合わせに、板一枚からでも丁寧に親切に対応してくれます。
「無垢材を使ってDIYをしたい!」「家庭や社内に天然木を取り入れたい!」という時には、ぜひ一度山根木材にお問い合わせしてみてくださいね♪